最重要!知らないと損する!【初めての家づくり】後悔しない土地や立地の選び方 ―後編―
こんにちは!luce*です。
この記事では「後悔しない土地・立地の選び方」後半をお伝えします。注文住宅・建売り・マンション・中古住宅・リノベーションすべてのお家づくりに当てはまりますのでぜひ参考にしてください。
1.周辺地域の地図を確認しよう!
2.周辺地域の施設を確認しよう!【要チェック項目あり】
3.起こりうる自然災害を想定しよう!
4.日当たり・交通量・地盤をチェックしよう!
5.【戸建ての場合】建ぺい率・用途地域・防火地域の有無を確認しよう!
6.自然を感じられる要素があると生活の豊かさがかわる!【要チェック項目あり】
前半記事はこちらです。
最重要!知らないと損する!【初めての家づくり】後悔しない土地や立地の選び方 ―前編― | luce* home blog ー借景の家ー (luce-di-speranza-mh.blog)
今回はコンテンツの後半3つを解説したいと思います。
4.日当たり・交通量・地盤をチェックしよう!
ある程度、土地や気になる物件が絞り込まれてきたら、次の3つを確認しましょう。
①日当たり
南向きで一日中陽が入るお家は理想的です。
陽が入らないとお部屋が湿気ってしまい、家族の健康や建物の構造自体に影響を及ぼすからです。
でも様々な条件のもと、現実は中々理想通りにはいきません。
マンションはどの向きの建物でも”採光”という事に注意を払って設計されているのでその点は安心です。
戸建ての場合は、リビングなどの家族がよく集まる場所に陽が入るか、が重要です。
注文住宅においては工夫次第で理想の条件に近づけることができます。
多少日当たりが悪くても二階リビングにしたり天窓をつけた設計にすればいいのです。
我が家は西側がマンションの為、午後からの採光を心配しましたが、リビングを吹き抜けにすることで解決しました。
工夫の余地がない土地や中古住宅はやめておきましょう。
②交通量
家に隣接した道は安全であることが一番の理想です。
子供が小さいうちはなおさらです。
例え片側5mの細い道路でも、「その地域の抜け道」になっていないか注意してください。
抜け道を選択して走る車は時間短縮の為スピードをだしていることが多いです。
また、今は少ない交通量でも、将来的に土地開発が進んで交通量が増えそうな道路も気を付けましょう。
③地盤
地盤を知るにはその地域の歴史が重要になります。
まずは地盤改良が必要かどうかです。
本格的な地盤調査は土地を購入し、所有してからになります。
地盤がゆるくて地盤改良が必要な場合、コストがかかります。
海周辺の埋立地などはどうしても地盤がゆるく、逆に山の方は盤石です。
土地購入前に地盤改良費がだいたいどれくらいかかるのかを土地販売業者や施工会社に聞き、土地代+地盤改良費を土地購入代として考えた方があとから「しまった!」となりません。
もう一つ大切なこと、それは「昔その土地に炭鉱などがなかったか」です。
地盤沈下や陥没の危険性があります。
調べてみると炭鉱跡地はけっこう日本全国に点在しています。
5.【戸建ての場合】建ぺい率・用途地域・防火地域の有無を確認しよう!
この項目は注文住宅を建てる場合に気を付けた方がいい事です。
①建ぺい率
建ぺい率とは、「敷地面積(建物を建てる土地の面積)に対する建築面積(建物を真上から見た時の面積)の割合」の事。
せっかく気に入った土地でも建ぺい率の低い土地だと十分な広さが確保できなかったり、思い描く住まいが物理的に不可能になってしまうので気を付けましょう。
②用途地域
用途地域とは、都市計画法に基づく制度で、建築できる建物の用途等を定めた地域の事です。
掘り下げると長くなるので割愛しますが、気を付けるべき事は、用途によって建築の規制がかかることです。
例えば、第一種低層住居専用地域は建築物の高さが10m(または12m)に制限されているので、3階建ての家は建てられません。店舗付き住宅も建てられません。
でも、逆にいうと、大きなマンションなどを建てることもできないので、隣接した土地に将来陽を遮られるような建物が建つ恐れもありませんし、工場や倉庫などが建つ心配もないです。
ご自分の気に入った土地の用途地域を必ず確認してくださいね。
③防火地域の有無
防火地域・準防火地域は、火災の危険を防ぐために定められる地域です。
防火地域・準防火地域では、家の構造や材料に一定の条件がつけられます。
一般的に、制限が厳しいほど建材等の価格が高くなるほか、それを建てられる施工会社や職人も限られる為、防火地域などで家を建てる場合はコストがかかる傾向にあります。
それと、選べる建材が限られるので、窓の形なども制約がかかります。
防火地域の事までは知らない方がほとんどだと思うので、知っておいて絶対損はないです。
6.自然を感じられる要素があると生活の豊かさが変わる!【要チェック項目あり】
最後は私が皆様に一番お伝えしたいことです。
住まいの中に自然とつながれる場所が一つでもあると、心が休まり豊かになる
自然には人々の心を癒すヒーリング効果があります。
生活の中で疲れてしまったり、落ち込んだりした時、自然の中に身を置くとリラックスできます。
窓から見える樹々のきらめきでも、お庭で育てる野菜やお花の数々でも、バルコニーから見える澄み切った星空でもなんでもいいのです。
田舎じゃなくても自然はたくさんあります。
四季折々の自然に触れるだけで心が休まるのです。
私はとことん「借景」にこだわりました。
我が家の家づくりはこのキーワードからスタートしました。
結果、想像を超えた安らぎとくつろぎ、自然を感じるのなかで心が豊かになり、新たな趣味も増えました。
皆様にもぜひこの四季折々の感動を味わってもらいたいです。
伝えたい事がたくさんあり、端的に書いたつもりですが長くなってしまいました;
ここまで読んで下さりありがとうございました。
お家づくりの参考になりましたら幸いです。