【初めての家づくり】賃貸から持ち家でどうかわる?違いは?支出編
家はおそらく多くの人にとって一番の大きなお買い物ですよね。
住宅ローンを組んで毎月返済していく方がほとんどだと思います。
これからおうちを購入しようと考えている方にとって、「こんなはずじゃなかった!」とならないためには、お家を購入して実際に生活が始まってからの支出をできるだけ正確に把握しておくことが重要です。
賃貸暮らしや社宅生活の頃にはない支出・増える支出をまとめました。
✍Contents
毎年の固定資産税が発生する
住宅や土地などの不動産を所有すると支払わなきゃいけないのが固定資産税。
年度初めの4月に納税通知書が届きます。結構な額なので毎年のことですがため息がでます。
支払いは一括払い、もしくは年4回の分割払いが選択できます。
固定資産税を支払う月は大きな支出となりますので、我が家は前年12月のボーナスから前もって取っておき、一括で支払っています。
ここで要注意。
土地だけを先に購入した方は、住宅を建築中にも土地分の固定資産税の支払いが発生しますので住み始める前から支出が増えることなります。
ボーナスからのローン返済(ボーナス払い設定時)
毎月のローン返済額を少しでも減らす為にボーナス払いを併用した場合、6月と12月の支出は大きくなります。
毎月のローン返済が10万、ボーナス返済が年間30万(ボーナス1回につき15万)の場合、
6月と12月は【毎月の返済額10万】+【ボーナス1回の支払額15万】の合計25万が返済額になります。
ここの認識を間違えてると生活し始めてから「足りない!」となってしまうので注意が必要です。
水道光熱費がアップする
賃貸から戸建てやマンションに住み替えた場合、多くの人は水道光熱費がアップします。
これは単純に居住面積が増えたことで使用する電気が増えたり、よりよい暮らしの為に設備を整えること(床暖を設置したりお風呂を大きくすること)によってガス代や水道代も必然的に増えるからです。
ただ、太陽光発電を設置したご家庭は逆に電気代がダウンすることもありますし、売電収入も得られます。
太陽光発電に関しては設置費用がかかる為、初期コスト・日照量・メンテナンス料などを考慮し、設置するべきか判断していくのがいいと思います。
火災保険料がアップする
賃貸契約の際は必ず加入を求められる火災保険ですが、持ち家の場合、本来加入は任意です。
しかし、ほとんどの金融機関が住宅ローンを組む際、火災保険の加入を必須条件にしています。
なので、住宅をローンで買う際は必ず火災保険に入らなければなりません。
この場合、必ずしも住宅ローンを組んだ金融機関と提携している火災保険に加入する必要はなく、自分で調べて「ここだ」と思う会社に決めれば大丈夫です。
火災保険料はどのような要素で決まるのかというと、まずは建物の構造によって大きく変わります。
鉄筋コンクリート造と木造では燃えにくさや壊れやすさに違いがあるからです。
その他保険料に影響する要素は、建物所在地、専有面積、補償内容などです。
手狭だった賃貸から広々とした持ち家にかわると火災保険料はアップします。
どのくらいの差が出るかは選ぶ家の形や大きさで違ってくるので、一概にお伝え出来ませんが、火災保険料がアップすることを頭にいれておくと、住み始めてから焦ることはなくなります。
また、ここでは詳しく触れませんが、地震保険の加入で更に保険料の支出がとてつもなくアップしますので事前に調べておいて損はないです。
住宅の修繕費がかかる
戸建ての新築に住み始めて5年くらい、また中古住宅に住み始めると、ちらほら修繕箇所が発生してきます。
我が家も住み始めて5年が経った頃、突然電動シャッターが壊れました。
直さなくても生活できるレベルの故障でしたらいいのですが、そうではない場合、突然想定外の支出が発生します。
これ、けっこう痛いです。
うちはシャッター修理の見積もりが12万でした…。
こういった出費も持ち家ならではです。
ただ、同じ持ち家でもマンションは違います。
マンションはあらかじめ修繕費を積み立てていくので、毎月のローン+管理費+修繕費をひとまとめととらえて毎月の住宅代と考えれば、建物の修繕だけに関して言えば突然の大きな支出はなくて済みますね。
住宅手当・家賃補助がなくなる
最後は、”増える支出”ではなく”減る収入”の観点なのですが、とても大事なのでお伝えします。
会社勤めや公務員の場合、賃貸契約中は住宅手当や家賃補助などの福利厚生がありますが、
持ち家に住み変わると住宅手当や家賃補助はなくなります。
正確に言えば、これはお勤め先の規定によってかわるので、持ち家でも補助がでる場合もあるのですが、
ほとんど場合、なくなります。
私はこのことを知らずに家を建てたので、毎月の手取りが減り、撃沈しました。
なので、ここは声を大にしてお伝えしたいのです。
ご自分やご主人様のお勤め先での住宅手当・家賃補助の要件をよく確認したほうがいいです。
備えあれば憂いなしです。
以上、持ち家になることで発生する支出・増える支出をまとめました。
お家づくりの参考になれば幸いです。